2014年12月12日

今日の木地(南洋材~その3~)

おはようございます。あっという間の週末です。連勤の終わりも見えてきました‼


さて、今日も引き続き南洋材をとり上げたいと思います。

今日は…ブラックビーンとマラスという材を取り上げていきます。


ブラックビーン


引用(一財)日本木材総合情報センター

以前に取り上げた際にも紹介しましたが、非常に流量が少なくほとんど出回っていないようです。

オーストラリアやパプアニューギニア周辺で産出される材です。

ただ径で1Mを越すものもあり、材としては魅力的です。
やや重硬で木理も交錯していることもあり加工性はあまり良くないと思います。

独特な色をしている為その材面を利用した用途彫刻や指し物などに用いられているようです。


タガヤサンに良く似た材としても知られています。


続いてマラス



引用(一財)日本木材総合情報センター


非常に大木になるようで樹高が45Mに達するものもあるそうです。

日本に出回っているものはほとんどがパプアニューギニアで産出されているものだそうです。
画像の様に色目の濃い茶褐色ですが、辺材はもう少し薄いようです。

耐久性は高いですが、非常に割れやすく乾燥などは注意が必要な材です。

主にパレット用材などに用いられていますが、表面に出ない建築材にも用いられることがあるようです。





さてさて、今週の更新は今日で最後ですが、来週から年内完了を予定している工事がバタバタと着工しかなり慌ただしくなるため、
少し早いですが今年の更新は今日で最後に致します。4月に始めた木地録ですが、たくさんの方に見て頂きここまで続けられたこと本当に感謝です。

年末、業務に専念しまた来年、木にこだわった木地録を更新していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。






今日も一日がんばりましょう‼


  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年12月11日

今日の木地(南洋材~その2~)

おはようございます。もう木曜日・・・今週は曜日感覚が薄く不思議な感覚です。

さて今日の木地録は引き続き南洋材を取り上げていきます。

今日はエリマとカメレレという材です。

まずエリマ。


引用(一財)日本木材総合情報センター

フィリピン、ボルネオ、ニューギニアなど熱帯に成育する材で成長が早い材です。
成長が早く径が大きくなるもので合板などに用いられています。この材も淡黄白色で変色菌の影響を受けやすく
乾燥時に強いにおいを放つようです。

柔らかい材で加工性は評価されていますが、保存性はかなり低いようです。

仕上面の評価も良くなく、見える部分にはあまり用いられていません。保存処理をした後家具材などに用いられるようです。


続いてカメレレ


引用(一財)日本木材総合情報センター

フトモモ科というあまり聞かない種に属す材です。ユーカリの一種で造林でまとまった材を確保することが出来るので
重宝されているようです。ニューギニアで産出される材の代表的のな材で、17~8年で径が70センチにもなるものもあるそうです。

天然物は重硬な材になり、造林のものは軽軟になるとありますが、生育の違いで材質に違いが起こりまるで違う材ののようになるそうです。

大木からはまとめて木材利用するもをとり、他は合板用として用いているようです。

赤褐色の材で目もおとなしく、比較的良く見かける印象です。



さてさて今日は屋外作業を予定していますが…どうなるんでしょうか。



今日も一日がんばりましょう!!


  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年12月10日

今日の木地(南洋材~その1~)

おはようございます。ここのところ毎日あわただしい日が続いています。

さて今日は東南アジアに含まれながら熱帯地域に属するオーストラリア周辺で産出される材を取り上げて
行きたいと思います。

今日はラミンとコーディアです。

ラミン


引用(一財)日本木材総合情報センター

フタバガキ科の材が多い中でゴニスチル科という種のものでソロモン群島、フィジーと言った地域で産出される材です。
ヨーロッパでは早い時期から出回っており比較的知名度のある材の様です。

比較的重硬な材です。元々黄白色ですが、変色菌の影響を受けやすく耐久性も低い材です。

コーディア


引用(一財)日本木材総合情報センター


パプアニューギニア、フィジー周辺で産出される材で、熱帯アジア、南洋材とされる材です。
見た目がチークに似ています。もともと中南米を原産とする材ですが、徐々に造林されこの地域で生育しています。

民芸品や彫刻などに用いられることが多く

その他床材やスライドベニヤなどにも用いられます。




アジア材に総括されていることが多いですが、熱帯地域の特性で育つ材は少し違うように思います。

アジアを取り上げた時にもう少し、区別すべきだったかな・・・なんて思います。


さて、今日は一気に書類業務を進めます。


今日も一日がんばりましょう!



  
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Posted by 大橋木工所 at 07:04Comments(0)

2014年12月09日

今日の木地(南米材~その6~)

おはようございます。昨日は一日中走り回っているうちに終わってしまいました・・・

今日はどんな一日になるんでしょうか??

木地録は南米材はまだまだ沢山ありますが、今日で一旦終りです。

最後はローズウッドとパープルハートを取り上げたいと思います。

まずはローズウッド


引用(一財)日本木材総合情報センター

木地録では東南アジア材として取り上げましたが、南米にもブラジリアンローズウッド、ホンジュラスローズウッドといった種が生育しています。強度が評価されている為加工性は悪いようですが研磨することで光沢が出て綺麗に仕上がる材の様です。

主には楽器などの用途に用いられており、木材というよりもそういった方面で良く知られている材です。


続いてパープルハート





やはりマメ科の材は、重硬で加工性が良くないものが多くこの種もその手の材です。虫害に強く寸法の狂いも少ないといった点では評価されています。

硬い為ビス、釘打ちは、下穴を開けてからと、ちょっと注意が必要で手間のかかる材かもしれません。

スポーツ用品などに良く用いられているようですが、木材としては見たことがありません。



マメ科の材は、重硬で加工中、硬いとこの材もマメ科か!?と思ってしまいます。しかし硬いだけに安定性があり色々な面で評価されているので、用途によっては非常に有効な材だと思います。


年末になると、着工未定の案件が増え毎年ハラハラさせられます。今年もどうやらそうなりそうな感じです。


今日も一日がんばりましょう‼



  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年12月08日

今日の木地(南米材~その5~)

おはようございます。今週もイベント出店で連勤ですが…張切っていきたいと思います。

さて、今日も先週に引き続き南米材を取り上げていこうと思います。

今日は、カリビアマツとカロフィルムという材です。

カリビアマツ


引用(一財)日本木材総合情報センター

本来はカリブ海に面する島々で天然分布している種の様ですが、熱帯域で生育する為、様々な地域で造林されています。

成長が早く15~6年で直径30センチ程に成育する様ですが、木材としてはあまり評価されないので多くはパルプ材に用いられているようです。というのもヤニが吹き出たり成長が早い為に、複数年たっても心材が出来にくく変色菌の影響を受けやすいというのが、あまり評価されない要因のようです。

木材使用の時は、国内のマツと同じような用途に用いられるようです。



続いてカロフィルム


引用(一財)日本木材総合情報センター

木地録では、アジア材として紹介しましたが、南米でも生育している材です。
他の材は地域により特性が違ったりすますが、この材は比較的似ており産地での区別はあまりされていないようです。
以前はメランチ類に混同されていたこともあるようですが、最近は家具材としてかなり重要な材になっているようです。

その他、楽器や以前はゴルフクラブのヘッドにも使われていた材です。

カロフィルムは100種ほど同じ種の中に分類されているようです。スギは一種一属なのでそれに比べると、かなり近い属が多い材だと思います。







今回、産業フェアに2日間出店させて頂きましたが、やはり様々な組合・企業が主力の商材を物販しており、非常に参考になり今後の展開の勉強になりました。





                       【産業フェア出店の御礼】
今回出店させて頂きました合同ブースで出店企画運営して頂いた商工団体の皆様、またブースを探して足を運んで頂いたお客様、ありがとうございました。

2日間一緒に出店させて頂いた関係業者さまのおかげもあり、無事2日間を終えることが出来ました。


本当にありがとうございました。



今日も一日がんばりましょう‼  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年12月05日

【イベント出店のお知らせ】

おはようございます。今日は木地録をお休みして、この週末に行われますイベント出店のお知らせを。

12/6(土)、7(日)に静岡市駿河区にありますツインメッセにて行われます産業フェアに出店します。

今年も商工団体の合同ブースにて出店しておりますので、ご都合がよろしければぜひお立ち寄りください。



【産業フェアしずおか2014】

日時:平成26年12月6日(土)、7日(日)   9:30~16:00

場所:ツインメッセ静岡全館 静岡市駿河区曲金3丁目1-10

静岡の様々な地場産業が一堂に出店致します。ツインメッセ全館を使った大きな催しです。

当日は公共交通機関のほか、静岡駅南口より無料シャトルバスが20分間隔で運行しております。



ぜひお待ちしておりますm(__)m  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)お知らせ

2014年12月04日

今日の木地(南米材~その4~)

おはようございます。今日は少し早目の出発で浜松へ行きます。

さて木地録では引き続き南米材を取り上げていきます。

今日はスパニッシュシーダーとゴム。

なんだかどちらもホントに南米材なの??て言うような印象ですが取り上げていきたいと思います。

スパニッシュシダ―


引用(一財)日本木材総合情報センター

シーダ―と呼ばれながらスギでも針葉樹でもないセンダン科という種の材です。しかもスペイン産ではありません。
じゃあ何なの!?と思っても不思議じゃないこの材は、元々スペインの植民地であった地域で産出されることからスパニッシュ、シーダーの様な芳香がすることからシーダー呼ばれるようになった材の様です。

不思議ですな感じですが木材はこういったあだ名の様な名称が他にもたくさんあります。おそらく通称で呼んでいるうちに定着してしまった流れではないでしょうか。

用途としては、葉巻を入れるケースに用いられることが非常に有名です。
他にも他の材と同じような用途で用いられていますが、シガーボックスシーダーと呼ばれるくらい葉巻き保管ケースにつ使われていたようです。

現在ではワシントン条約付属書というもので移動・流通が制限されているのでほとんどこの材に触れる機会は少なそうです。


続いてゴム。


引用(一財)日本木材総合情報センター

天然ゴムの原料が採れる木です。トウダイグサ科という種に属し、元々ブラジルが原産の種ですが、次第に植栽目的でアジアに持ち込まれています。

実際に木材として扱ったことはないですが、意外に御家庭にある家具でゴムノキと知らずに使われていることが良くあるようです。木材自体が淡横色で様々な着色がしやすいことが色々な家具に用いられている要因の一つだと思います。

ただ変色菌のの影響を受けやすくひどい時にはどす黒い材料と見違えるくらい汚い色目になってしまうようです。

ゴムの原料を採取する為、定期的に植え替える必要がある為、その都度まとまった材を確保できる様です。



さてさて、今日は夜半まで予定が入っています。通常よりも早く始動しているので気を張って取り組みたいと思います。

今日も一日がんばりましょう‼
  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年12月03日

今日の木地(南米材~その3~)

おはようございます。昨日から本格的な寒さになりました。しっかり体調管理していきたいと思います。

さて今日も南米材を引き続き取り上げていいたいと思います。

今日は、メキシカンサイプレスとリグナムバイタというどちらも変わった名前の木材です。

メキシカンサイプレス


引用(一財)日本木材総合情報センター

その名の通りメキシコ周辺で主に産出される材です。ヒノキ科の材でありながら特徴的な芳香はほとんどないようです。
国内では造園、庭木として良く流通しているものです。

材としては、肌目が細かく加工性も良く綺麗な仕上がりになる木材のようです。
塗装する際も良くできるようで加工性においては評価が高い材です。

実物は見たことがほとんどありませんが、日本では好まれる木目という印象です。


リグナムバイタ


引用(一財)日本木材総合情報センター

名称も変わっていますが、目方向により非常に特徴的な木目が現れる材です。木地録ではアメリカ大陸で産出されると紹介しましたが、主には南米が中心のようです。

非常に重硬な材で木材としての流通はかなり少ない材です。以前取り上げた際にも紹介した金属との摩耗で熱が加わることで樹脂がにじみ出るという珍しい特徴をもった材です。

他資料によると、最近では文房具などの材料などに少量ではあるもの用いられたりしているようですが、木材の流通量自体が少ない為、希少種なのかもしれません。


南米材は以外に資料が少なく、正直苦戦しています。地域としては珍しい材が比較的多いように思います。


今日も一日がんばりましょう‼
  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年12月02日

今日の木地(南米材~その2~)

おはようございます。今日から冷え込みが厳しくなる予報ですがどうなんでしょうか??


さて、木地録は引き続き南米材を取り上げていきたいと思います。南米材は比較的資料が少なく苦戦しそうです。

今日はモンキーポッドとバルサを取り上げていきたいと思います。

モンキーポッド


引用(一財)日本木材総合情報センター

木地録では熱帯アメリカの材として紹介しましたが、主には南米周辺で産出され、その他東南アジアといった比較的暖かい地域で分布している材です。


有名なCMに使われている木もこの材です。両逆目が激しいという聞くだけで加工が難しそうな印象ですが、彫刻や模型、銃床などの細工物に用いられているようで仕上がりはある程度評価されているようです。


立木も力強いですが木材としても興味深い要素がありますね。


続いてバルサ


引用(一財)日本木材総合情報センター

南米熱帯地域に主に生育しており木材の中で最も柔らかい材として知られています。

模型やルアーの用途のほか、遮音材、コルクの代用、救命具などにも用いられています。
柔らかく加工性が非常に良い為、カッターなどでも切れます。

成長が早く樹高が30Mに達するなど、木材としてメリットは多いですが、建築資材などとは違った使われ方がほとんどで、軽さや加工性が必要とされる用途に用いられることがほとんどです。


さてさて、月初はスケジュールの調整を行うのですが・・・今月は年末ということもありなかなか難しい調整になりそうです。

今日も一日がんばりましょう‼

  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年12月01日

今日の木地(南米材~その1~)

おはようございます。いよいよ12月スタートですね。

今日から木地録は南米材です。今日はイぺとマホガニーを取り上げたいと思います。

イぺ


引用(一財)日本木材総合情報センター

ブラジル、ペルーなどで産出される材で重厚で耐久性、防虫性に優れた材です。樹高が40Mにもなる材で、比較的大きな材を採ることが可能です。

ノウゼンカズラ科というあまり聞き慣れない種の材で主には、建築材、フローリング、ウッドデッキなど、その他船舶や桟橋、枕木などに用いられることもあるようです。

反り・ヒビが少ない材は安定しており色々な用途に用いられると思います。日本ではあまり知られていない材のようで、僕も取り上げるまで知りませんでした。



マホガニー


引用(一財)日本木材総合情報センター

世界的に人気のある材です。この南米産のマホガニーが最も高級とされていますが、主な原産国のホンジュラス産のものが、伐採禁止になっていることもあり多くの似たような材が、代用材として用いられています。

家具や彫刻、楽器など非常に広い用途で高い評価を得ている材です。

金色の光沢があるのが特徴的で、柾目にはリボン杢と呼ばれる特徴的な杢が現れることがあります。


今週は週末に出展するイベントの準備や月内に着手する案件の準備に追われそうです。

今日も一日がんばりましょう‼







  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録