2014年10月31日

今日の木地(アジア材~その1~)

おはようございます。あっという間の週末です。ここのところ怒涛のスケジュールが続いています・・・

さて、今日の木地ではアジア材を取り上げていきたと思います。

まずは…アガチス


引用(一財)日本木材総合情報センター

非常に扱う機会が多い材で個人的にすごく身近に感じます。加工性は非常によく内装加工材では幅広く用いられております。ただアテと呼ばれる材は狂いが激しい部分の材はいくら加工しても加工後に狂いが生じる為、まともに使えない場合もありかなり注意が必要です。

ここのところは、他にも同様の加工性のよい材の種類も増えていますが、塗りつぶしが綺麗で加工性の良い材と言えばアガチスでした。それほど重宝な材です。



さてもうひと材。続いてはアピトン


引用(一財)日本木材総合情報センター

画像では似ているような気もしますが、こちらはフタバガキ科の広葉樹です。

フタバガキ科の材も比較的種類が豊富にあるように思います。
ただこのアピトンに関してはヤニがでやすく加工にはあまり向かず用途も特定の様な印象です。

重厚で耐久性が高いという面で評価されている材ですね。
一般的な用途で言うと合板の材料などで、身近な製品の一部になっているかもしれません。

アジア圏に広く分布しており産出域で性質も異なるというのも特徴の一つかもしれません。



今日で10月も終わりですね・・・本当に早くてびっくりです。

今日も一日がんばりましょう‼


  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年10月30日

今日の木地(アフリカ材~その6~)

おはようございます。日に日に日照時間が短くなっています。あっという間に冬が来てしまいそうです。

さて今日の木地はアフリカ材の続きを取り上げていきたいと思います。まだまだ沢山ありますが
アフリカ材は今日で一旦終りです。

まずはオクメ


引用(一財)日本木材総合情報センター

この材もマホガニーに似ているので、種は違うものの代用材としてとして用いられています。
ガボン、ギニアなど主には西アフリカが産地として知られています。

以前も紹介しましたが、樹高が60Mほどにもなる材です。
カブーンマホガニーとも呼ばれ、ヨーロッパでは以前から、様々な用途に用いられているようです。

マコレ同様シリカを含む材で加工性は低いとされています。




続いてアフリカンマホガニー



マホガニーと同じセンダン科の種です。マホガニーは他種でも代用として用いられているものが比較的多いですが、こちらの材はアフリカ産のマホガニーで真正マホガニーに最も近い材です。
ただ現状では天然のマホガニーが激減しているのでこの種がマホガニーとして流通している場合もあるかもしれません。


予想以上にマホガニーの代用材が多いのが驚きです。それだけマホガニー自体が有名で人気がある材だということだと思います。

さて週末天気がいまいちのようなのでスケジュールが心配です。

今日も一日がんばりましょう‼




  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年10月29日

今日の木地(アフリカ材~その5~)

おはようございます。週も中盤ですね。今週は後半から色々と動き出す予定でそちらもうまく進行するかドキドキです。

さて、今日の木地ではまたまたアフリカの材を取り上げていきたいと思います。

すごく気になるゼブラノ?ゼブラウッドという材があるんですが資料が少なく調べきれなかったので・・・
ウェンジと呼ばれる材とサぺリという材を取り上げたいと思います。

ウェンジ

(画像はタガヤサン)
引用(一財)日本木材総合情報センター

アジア産のものはタガヤサンと呼ばれ、アフリカ産のものはウェンジと呼ばれているようです。同じマメ科ですが、学名で区分されているようです。資料によっては同じとなっているものもあったので区別はあいまいなのかもしれません。

非常に硬く耐久性が高い材とうことで知られています。目がおもしろく個人的には好き質感です。



サぺリ


引用(一財)日本木材総合情報センター

木地録でもこのサぺリを取り上げましたが、マホガニーの代用として知られサぺリマホガニーと呼ばれることもあるようです。

リボン杢が綺麗に出ることがありそういった材は非常に高く評価され市場でも価値が出ます。木材の中でも大きくなる種で樹高は30M程に達する様です。

大きくなる種は幅の広い板材が採ることが出来、魅力的です。昔に比べ巨木が減りあまり大きな材が採れにくくなっている現状で貴重なものだと思います。


さてさて最近眠くて眠くて仕方ないんですがこれも季節の変わり目だからでしょうか?

今日もがんばりましょう‼
  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年10月28日

今日の木地(アフリカ材~その4~)

おはようございます。昨日は日中少し暑くなりましたが、日が落ちてからは肌寒いくらいで季節が変わったな~なんて思いました。
さて今日の木地では、アフリカ材の続きを取り上げていこうと思います。まだまだ紹介していない材もあるので今日は木地録初登場の材を。

まずはアサメラという材。



名称:アサメラ(マメ科)
    広葉樹
地域:ガーナ、ザイールなど

この種はチークやケヤキに似ているので代用にされています。画像は比較的濃いものですが、色目はかなり差があるようです。
アフリカンチークなどと呼ばれることあるようですが種別としては全く別物で単に似ているというものです。
材としては重硬で木理は交錯しています。耐久性が高いです。

用途としては家具材、床材や内装材として用いられることが多いようです。


アフリカ材は広域に分布しているせいか同じ材でも、特徴や性質にばらつきがあるようで見たところ違う材なのでは??と思うようなものもある印象です。


明日もアフリカ材を取り上げていきます♪


今日も一日がんばりましょう‼  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年10月27日

今日の木地(アフリカ材~その3~)

おはようございます。昨日はこだわりマルシェというイベントに出展させて頂き多くの来場の方とお話しさせて頂きました。催しはおもしろいですね。色々と勉強になりました。

さて今日はアフリカ産の材その3です。アフリカ地域の材は種類も多いので取り上げていて楽しいです♪

今日はコーディアという材とオべチェという色目が正反対の材を取り上げたいと思います。

コーディア


引用(一財)日本木材総合情報センター

以前に取り上げた材ですがムラサキ科という種の物で主には、ウォルナットに似ている為、代用材として用いられています。現地では木彫りなどに用いられているようですが低木といいあまり背丈が伸びない材で2~3m程にしかならないみたいです。
ウォルナットの代用材ということもあり、高級な用途へ用いられることが多いようです。



オべチェ


引用(一財)日本木材総合情報センター

業界ではアユースという名称で流通している印象なのですが、加工性がよく塗装下地の加工材などに良く用いられています。装飾材(面材など)によく用いられていますが、やはり加工性が非常に良い為だと思います。

ただ、木材としては耐久性が低く、虫害にも弱いので用途は限定的なのかもしれません。



同じ地域でも種が違うと色も全く異なりますね。種によって特徴も異なりおもしろいですね。

さて週明けからスケジュールはパンパンですが、今週も張切っていきたいと思います。

今日も一日がんばりましょう‼


  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年10月24日

今日の木地(アフリカ材~その2~)

おはようございます。ここのところ天気が悪く予定がなかなかうまく進みません。トホホ…
さて今日の木地でもアフリカ産の材を取り上げていきたいと思います。

今日はマコレとブビンガを。

まずはマコレ。唯一違う端末から更新しようとしてうまく更新されなかった日の材です。あの日は運悪く朝からバッテリーがあがったりトラブルが立て続けで大変だったのを覚えています(笑)


マコレ 引用(一財)日本木材総合情報センター

国内では見かける機会もかなり少なくほとんどがベニヤなどに加工されて状態で流通していると思われます。
ただ他国では○○チェリーと呼ばれたりしてカバ材やマホガニーの代用材として用いられているようです。
"シリカ”を含む材の為刃物を痛めやすいというのは加工する者としては気にかかりますね。

木目がおとなしくこういった木目は、他国で人気があるんではないかなと思います。


次は、ブビンガ


ブビンガ 引用(一財)日本木材総合情報センター

大きくなる木でここ近年では、なかなか大きな材もとれにくくなっているので重宝されている材です。

複数の資料でもケヤキの代用材として用いられているとのことですが、実際以前の職場ではこの材を使った

テーブルなどをそういった代用として使っていました。昔扱っていたこともあったのでブビンガは外材でも比較的身近に感じます。虫害に強いというのは木材として非常にメリットだと思います。








さてさて・・・今週もあっという間に週末ですがここで出展のお知らせを。

10月26日(日)に葵区住吉町にあります商工会館敷地内で行われる"こだわりマルシェ"というイベントに出展します‼

今回のマルシェは各お店ごとに"こだわりの一品"を販売する形式で行われます。

【こだわりマルシェ】

日時: 26年10月26日(日) 10:00~15:00
場所: 静岡商工会館 静岡市葵区住吉町2-2  ※雨天開催です!!





ぜひお越しください♪



今日も一日がんばりましょう‼


  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年10月23日

今日の木地(アフリカ材)

おはようございます。昨日は雨の一日でしたが、屋内作業だったので天候に左右されずに進行出来ました。

さて今日の木地では、北欧を一旦離れ(おもしろそうな材もあるのでまた調べてから)、アフリカ材を取り上げていきたいと思います。さすがアフリカ‼ものすごく豊富にあります。その中でも今日はマンソニア、イロコを取り上げたいと思います。


まずはマンソニア。この木地録でも今月初めに取り上げました。


引用(一財)日本木材総合情報センター

地域によって呼び名の違う材で日本でも正体不明なことがあったようです。ウォルナットの代用材として流通していたのでアフリカンブラックウォルナットと呼ばれることもあったそうです。

代用としては有名でありながら、正体不明・・・少し残念な気もしますがこういった代用材はものすごく重宝されています。

さて、立て続けにイロコも取り上げたいと思います。この材もアフリカ出身です。

引用(一財)日本木材総合情報センター

アフリカ産出材の代表格でもあるイロコはチークに非常に似ているので代用として用いられています。
加工中に皮膚炎を起こすというのが印象的だった材です・・・

ただこういった正式名称も知られぬまま代用として用いられる材によって木工業は支えられていますね。
こういった材のおかげです。アフリカ材は代用材として用いられる材が多くあります。

地域別に見ていくのも面白いですね。明日もアフリカ材を取り上げていこうと思います。
今日も一日がんばりましょう‼


  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年10月22日

今日の木地(北欧続き~その3~)

おはようございます。今日も北欧材を続けて紹介したいと思います。

ここまでオウシュウアカマツ、オウシュウトウヒ(いずれも針葉樹)、ヨーロピアンパーチ、ヨーロピアンビーチ(広葉樹)を取り上げました。
今日はオークを取り上げていきたいと思います。

木地録ではホワイトオークを北米産(アメリカンオーク)として取り上げました。このホワイトオークもその種のものと同じ用途で用いられているようです。


ホワイトオーク 引用(一財)日本国材総合情報センター

国内の材で言うナラ材です。世界的に評価が高く、高級材として扱われておりこのヨーロピアンオークもその類に含まれているようです。

床材などの扱いの際にヨーロピアンオークと言ったように他の産出と区別している印象です。


本当はシカモアというカエデ科の材も一緒にとりあげようと思ったのですが、メープル類と非常に近く区分がはっきりしなかったのでもう少し調べてまたの機会に紹介したい思います。

今日はどんな一日になるでしょうか??
今日も一日がんばりましょう‼  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年10月21日

今日の木地(北欧材続き~その2~)

おはようございます。今日もお約束いっぱいで市内あちこち伺います。
さて、スウェーデン材・北欧材を取り上げたのでついでに取り上げちゃえ~ということで北欧の木材を取り上げたいと思います。

北欧では針葉樹林が有名で昨日紹介したトウヒ属のオウシュウトウヒなどがその主となっているようです。
広葉樹も複数ありますが、今日はバーチとビーチを取り上げたいと思います。

イエローバーチ 引用(一財)日本木材総合情報センター

木地録ではイエローバーチを北米の材で取り上げましたが、北欧はヨーロピアンバーチという名称で流通しているようです。バーチという材はカバノキ科の材なのでフィンランドのカバ材もフィンランドバーチと呼ばれている場合もあります。ただ北米の材に比べると全般的に白いのが印象的です。



ビーチ 引用(一財)日本木材総合情報センター

木地録では、シルバービーチビーチで取り上げています。どちらも北欧材としては取り上げていませんが、ビーチもヨーロピアンビーチと呼ばれ北欧で流通のある材のようです。こちらも北米産の物に比べるとかなり淡色の材のようです。

ビーチ自体はここ近年、ブナ材の代用として流通していますが、全般的に白っぽいものが多いので北欧産の材が流通しているのかもしれません。ただ残念なことに外材は産地がほとんど不明なんです。
手元で扱う時はほとんど名称だけで扱っているのが現状です。


今日はお天気どうでしょうか??
今日も一日がんばりましょう‼



  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録

2014年10月20日

今日の木地(スウェーデン、欧州の材)

おはようございます。今日からまた一週間がスタートします。張切っていきたいと思いますが…
週末の木地録でも、記載した通り一連の木材紹介の木地が終わってしまいました。

さてどうしようかな!?と思っていたところ、お客様よりスウェーデン民芸の製作のお話しをお問合わせ頂いたので
スウェーデンで産出・流通されている材を資料基に取り上げていきたいと思います。

北欧に位置し日本より少し面積の広い国。
国土の66%余りが森林で、針葉樹に限っては世界で5位に入る産出国。
主に産出される材は針葉樹が多いようで、アカマツ、トウヒと言った材が多いようです。

この木地録では国内のナンブアカマツを取り上げましたが、欧州ではオウシュウアカマツ(スコッチパイン)というマツ科の材

スコッチパイン 引用(一財)日本木材総合情報センター


や、オウシュウトウヒ(ホワイトウッド)と呼ばれるスプルスに近い材が産出されるようです。
(スプルス自体は北米を中心に分布する材ですが同じトウヒ属)

スプルス 引用(一財)日本木材総合情報センター


さてさて、地域別におさらいしていくような形になりましたがいかがでしょうか??
まだまだ取り上げていない材などもあるので徐々にいろんな形で取り上げていきたいと思います。

今日も一日がんばりましょう‼

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る


Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)今日の木地録