2014年11月19日

今日の木地(北米材~その3~)

おはようございます。段々と朝晩冷え込むようになってきましたね。

さて今日の木地録では、北米材を引き続き取り上げていきたいと思います。

今日はバーチとアッシュ。日本でも比較的触れる機会の多い材だと思います。

バーチ


引用(一財)日本木材総合情報センター

木地録では、イエローバーチとして紹介しました。主にはカナダ、アメリカ北東部で産出される材でカバノキ科に属します。

国内のミズメやマカンバなどとほぼ同じで、比較的穏やかな木目です。

家具や内装材に使われるだけあって加工性は良く、仕上がりは非常にきれいに仕上がります。
ここ近年、バーチという名称を聞くようになってきている印象です。


アッシュ


引用(一財)日本木材総合情報センター

木地録では、ホワイトアッシュとして取り上げています。アッシュ自体は北米全域で生育している材ですが、主には中東部に多いようです。

アオダモと同種で同じ用途に用いられています。モクセイ科の材でトリネコなどと呼ばれていることもあります。

耐久性があり曲げにも適していることもあり、昔はテニスラケットなどに用いられていました。

内装材としても色々な用途に使われています。個人的に好きな塩地という材とも同等として扱われているようです。


木材を調べている中で、以前は木材で造られていたものが、他の原料に変わり今では木材で生産されなくなっているものが多くあり、時代の流れ・技術の進歩とはいえ少し残念な気もします。

木の特性を活かせる用途での使い道がたくさんあると嬉しいですね。

今日も一日がんばりましょう‼




  
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Posted by 大橋木工所 at 07:00Comments(0)